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中部電力のAmazonプラン「forAP」は本当にお得なの? | デメリットは電気代が割高な点

中部電力が提供しているAmazonプラン「for AP」は本当にお得なのか。料金シミュレーションの結果と共に、注意すべきデメリットを解説します。

中部で電気代が安いおすすめ電力会社の料金比較表

中部電力for APのメリット

Amazonプライム会員利用権が付帯している

中部電力のfor APプランは、電気の利用に加えてAmazonプライム会員の利用権が付帯しています。for APを申し込むと中部電力からAmazonプライムの会員期間が1年延長されるコードが送られてくるので、そのコードをAmazonのマイページに入力することでプライム会員の有効期限が1年延長されます。

for APの利用を継続すると毎年このコードが送られてきます。

中部電力標準メニュー+プライム会費よりも「お得」

中部電力「for AP」で支払う電気代は、実は中部電力の標準メニューと比較してほとんどの場合、割高です。従来プランから切り替えると電気代が高くなります。

ですがこれはAmazonプライム年会費分が電気代に含まれているためで、「電気代+プライム年会費」として見た場合、中部電力の標準メニュー(従量電灯B)を契約してAmazonプライム年会費5900円を払った場合と比較して「割安」です。

中部電力標準メニューとfor APの電気代を、世帯人数別の平均使用条件で比較します。

年間節約額1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
中部電力
for AP
+4210円+3909円+1981円+1883円

いずれのケースでも、for APは標準メニューと比較して電気代が「高くなる」結果となっています。

しかしプライム年会費分の5900円を上記の試算から引くと、いずれの条件でもマイナスとなり、標準メニューと比較してトータルでは「割安」になっていることが分かります。例えば4人世帯の場合、年間で約4000円もお得です。

中部電力for APのデメリット

他社電気プランと組み合わせて使った方が「安い」

「中部電力標準メニュー+自分でプライム年会費を支払う」場合と比較して割安になる中部電力for APですが、電気代が割安な新電力会社と契約し、自分でプライム年会費を支払った方が更におトクです。

例えば中部エリアでは中部電力標準メニューより年間6000円以上割安な電力会社があります(4人世帯平均使用条件) このような電気代が安い電力会社を選んだ方が、中部電力for APよりも年間で数千円近くおトクになる場合もあります。

中部エリアで割安な電力会社は、以下の記事の比較表から簡単に見つけることができるので参考にしてください。

中部で電気代が安いおすすめ電力会社の料金比較表

一人暮らしの場合は、割安な電力会社を選ぶ場合と中部電力for APの差はわずかです。一人暮らしの方や、自分で電力会社を選ぶのは面倒だというプライム会員の方には中部電力for APがおすすめです。

解約違約金の設定がある

中部電力の通常の料金メニューには解約違約金の設定が無いものが多い(従量電灯、ポイントプラン、おトクプランなど)ですが、for APには解約違約金の設定があります。契約期間の残存月数に375円を掛けた金額が、違約金として発生します。例えば契約期間が10ヶ月残っていた場合、3750円の解約違約金が発生することになります。

ただし一度受領したプライム会員のコードは、中部電力for APを解約した後も引き続き使用することが出来ます。1年分の利用権をもらうため、その残存期間に対してお金を支払うイメージです。

結論

結論として、Amazonプライムを既に利用している方やこれから利用を考えている方で、中部電力の標準メニュー(従量電灯)を利用している方には「for AP」はおトクです。

ただし特に2人以上世帯の場合は、for APを利用するよりも割安な電力会社と契約して自分でプライム年会費を支払った方が更におトクです。一人暮らしならfor APでも他社電力でも大きな差はありません。

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