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中部電力の電気料金メニューのメリット・デメリット

中部電力ミライズが提供している電気料金メニューのメリット・デメリットを他社の料金メニューと比較しながら解説します。中部電力の料金プラン同士の比較も。

中部電力ミライズとは

中部電力ミライズは中部電力の子会社で、「電気の販売」機能を担っています。電力事業は販売・発電・送配電(電気を送り届ける)の3つの機能に分類することができますが、ミライズは販売の部分を担う会社です。ちなみに発電はJERA(ジェラ)、送配電は中部電力パワーグリッドという会社が行っています。

中部電力の電気料金プランのメリット

中部電力の電気料金プランやサービスのメリットを、他社と比較しながら解説します。

安心感がある

中部エリアの電力を長年にわたり一手に担ってきた中部電力グループならではの安心感は、他の新規参入の新電力会社には無い安心感と言えると思います。

実際にはどの電力会社を利用しても、停電のリスクや災害発生時の復旧に差は無いものの、「なんとなく」安心感があることは間違いないと思います。

解約違約金や初期費用が無いプランが多い

中部電力の料金メニューには、初期費用や解約違約金が無いものが多いです(一部、for APプランなどでは解約違約金がある)

最もベーシックな従量電灯B・Cはもちろん、ポイントプランやおとくプランなどに解約違約金の設定はありません。契約期間の定めはありますが、短期間で解約(他社への転出など)しても費用負担はありません。

電気・ガスのセット契約では東邦ガスより「お得」

細かな使用条件によっては逆転する場合もありますが、割安な電気・ガスのセットプランを組み合わせて利用した場合、一般家庭の平均的な使用条件では東邦ガスより中部電力のセットプランの方が安くなるケースが多いです。電気を30A契約で月300kWh、ガスを月30m3使用するケースで比較します(2024年2月分調整単価含む)

中部電力東邦ガス
電気料金9278円
ポイントプラン
9161円
ファミリープラン
ガス料金5942円
カテエネガスプラン1
6337円
がすてきトクトク
合計15220円15498円

上表の試算では年間で約3千円の差で、中部電力の方が安いです。

中部電力の電気料金プランのデメリット

他社と比較すると割高感も

中部電力の電気は、新規参入の他社と比較すると割高です。

中部電力の標準メニューと各社の料金を比較します(世帯人数ごとの平均使用条件での試算値)

年間節約額1人世帯
20A / 月170kWh
2人世帯
30A / 月348kWh
3人世帯
40A / 月391kWh
4人世帯
50A / 月437kWh
詳細
ミツウロコでんき
従量電灯B
+1700円-3013円-4288円-5651円解約時の違約金なし
東邦ガス
シンプルプラン
-538円-2218円-3892円-4449円解約時の違約金なし
電気だけの契約
TOKAIでんき
でんきS/セット
-44円-2660円-3145円-3664円解約時の違約金なし
ガスとセット契約
ソフトバンクでんき
おうちでんき従量電灯B
-1792円-2365円-2515円-2675円ソフバン契約者用
解約事務手数料550円
中部電力
ポイント/おとくプラン
-266円-568円-2496円-2593円解約時の違約金なし
30A以下ポイントプラン
40A以上おとくプラン
Pontaでんき-1800円-1800円-1800円-1800円解約違約金無し
auでんき-304円-1243円-1436円-1640円解約違約金無し
TOKAIでんき
でんきS/電気のみ
+2355円-260円-745円-1264円解約時の違約金なし
中部電力
for AP
+4210円+3909円+1981円+1883円30A以下ポイントプラン
40A以上おとくプラン

中部電力の中にも割安なプランが存在しますが、それでも他社と比較して割高な料金設定となっています。

中部で電気代が安いおすすめ電力会社の料金比較表

中部電力の中で選ぶべき料金メニューは?

30A以下の契約容量ならポイントプラン

契約容量が30A以下の場合、ポイントプランがおすすめです。

ポイントプランは標準メニューと料金単価は同じ設定で、ポイント還元を受けられる分、実質の電気代がやや安くなる料金プランです。解約違約金や初期費用も無く利用することができます。

40A~60A契約では「おとくプラン」

契約容量が40A~60Aの場合は、おとくプランがおすすめです。

中部電力の標準メニューである従量電灯Bよりも年間数千円程度(一般家庭の平均使用条件の場合)電気代が安くなる料金メニューです。解約違約金や初期費用もありません。

オール電化ならスマートライフプラン

オール電化住宅では、オール電化用のスマートライフプランが最適です。

スマートライフプランは深夜に多くの電力を消費するオール電化の特性にあわせて、深夜帯の料金を大幅に割り引いた料金メニューです。その分、昼間の料金単価は割高ですが一般的なオール電化住宅では通常プランよりもスマートライフプランの方が安く使えるケースが多いです。

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