中部電力の「おとくプラン」のメリットとデメリットを、中部電力の最もベーシックな料金メニューである「従量電灯B」とも比較しながら解説します。
中部電力「おとくプラン」のメリット
従量電灯Bよりも電気代が安い
中部電力の「おとくプラン」と「従量電灯B」は、電気料金の単価は同じに設定されています。ですが「おとくプラン」の方には、従量電灯には無い以下のポイント還元が付きます。
- 月102円分のポイント付与
- 200円につき1円分のポイント付与
これらのポイント還元が付与されることで、ポイント還元により実質「安く」なります。
一般家庭の平均的な使用条件では、年間で2500円くらいお得になります。
解約違約金などが無い
電気料金がポイント還元により実質安くなるメリットがある「おとくプラン」ですが、解約違約金などが無い点も従量電灯と同じです。
契約上は2年契約ですが、途中で解約しても解約違約金や解約事務手数料などの費用は発生しません。また初期費用もありません。この辺りは従量電灯と同じです。
中部電力「おとくプラン」のデメリット
30A以下では契約できない
「おとくプラン」は電気の契約容量40~60A向けの料金メニューです。単身世帯や2人世帯に多い30A未満の契約容量では利用できません。
仮に30Aの住宅で、おとくプランを契約するために40Aに契約容量を引き上げると、基本料金が月に200円以上高くなるので電気代の削減メリットはありません。
新電力会社と比較すると電気代が高い
中部電力の従来メニューと比べると、ポイント還元が付くことで実質「安い」おとくプランですが、中部電力以外の新電力会社の料金メニューと比較すると、高いです。例えば同じ条件で中部電力おとくプランよりも年間で数千円以上安い新電力会社もあります。
以下の記事で中部電力より電気代が安い料金プランを紹介しているので、参考にしてください。
中部で電気代が安いおすすめ電力会社の料金比較表ポイント還元による「値引き」の煩わしさも
おとくプランはポイント還元分、電気代が実質お得になります。電気料金自体は従来プランと変わらないので、付与されるポイントを有効に使う必要があります。
付与されるカテエネポイントは中部電力独自のポイントプログラムで、PontaポイントやVポイントなどに交換が可能です。その点で使い勝手は決して悪いものではありませんが、ポイント付与された日の年度の翌々年度末にポイントが失効してしまうので、定期的に中部電力の会員ページ(カテエネ)にログインしてポイントの付与状況を確認、ポイントを交換するなどの手続きが必要です。
カテエネポイントは他のポイントに交換するだけでなく、電気料金の支払いに充当することも可能です(要手続き)
まとめ
- 中部電力の中で契約するなら安い デメリットも特に無い
- 新電力と比較すると割高
中部電力おとくプランは中部電力の電気を使うのであれば最良の選択肢と言える一方、他社の電気と比較すると必ずしも安いとは言えません。どうしても中部電力の電気を使いたい時におすすめです。
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