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ジャパン電力のメリット・デメリット | 電気代高騰リスクもあるよ!

電気料金比較サイトなどで電気代が「安い」と紹介されることも多いジャパン電力。タイミングや条件によっては確かに「安い」こともある一方、高くなるリスクがある点には注意が必要です。メリット・デメリットを解説します。

ジャパン電力とは

光通信グループの新電力会社

Japan電力は光通信グループの新電力会社です。光通信グループは新電力ビジネスに力を入れており、ハルエネやエフエネ、HTBエナジーなども傘下に抱えています。

Japan電力は元々は太陽光発電設備の製造を手掛けていたアンフィニ社の新電力事業でしたが、アンフィニ社が倒産したことで新電力事業を切り離し、それを光通信グループが購入し傘下におさめました。

ジャパン電力のメリット

タイミングや条件によっては電気代が安くなることも

ジャパン電力はタイミングや時期によっては電気代が安いです。

例えば2024年4月分燃料費調整額で計算した場合、東京電力エナジーパートナーの標準メニューと比較してジャパン電力の「くらしプランS」は年間で約1.4万円も安いです(30A・月300kWh) これは東京ガスやENEOSでんき、auでんきといった主要な新電力各社と比較しても「大幅に安い」と言える料金水準です。

ジャパン電力のデメリット

電気代が高騰するリスクもある

ジャパン電力は市場連動型プランと呼ばれる料金体系を採用しています。

市場連動型プランは、電気の取引価格に連動して電気代が増減する料金プランです。電気の取引価格が下がると電気代が安く、取引価格が上がると電気代が高くなります。

東京電力や関西電力などの一般的な家庭向け電気料金プランでは、電気の取引価格ではなく燃料の輸入価格に応じて電気代が変動します。一般的に燃料の輸入価格よりも、電気の取引価格の方が変動幅はかなり大きいです。例えば2021年1月や2022年下半期・23年上半期には電気の取引価格が高騰しました。このような場面ではジャパン電力にような市場連動型プランは電気代が「かなり」高くなる場合があります。

電気代が安くなるはずが、電気の取引価格の高騰が起こると逆に東京電力や関西電力よりも電気代が大幅に高くなってしまう場合もあります。なお、記事前半で2024年4月時点で東京電力より大幅に安いと紹介しましたが、このタイミングでは電気の取引価格が安かったため、それを受けてジャパン電力の電気代も安くなっています。

解約違約金の設定がある

ジャパン電力は契約から1年未満で解約すると、3000円の解約違約金が発生します。

主要な新電力会社ではこうした解約違約金などが掛からないところが多いので、短期間で解約に至った場合はジャパン電力は他社と比較してデメリットが大きくなると言えます。

こんな人におすすめ

電気の取引価格を毎週チェックできる人におすすめ

ジャパン電力の電気代は、電気の取引価格が高くなると高額になることがあります。ですがリアルタイムで反映されるわけではなく、例えば1月の取引価格が2月の電気代に反映されます。電気の取引価格を毎週チェックすれば、電気代が高額になる前に逃げることも出来ないわけではありません。

ただし電力会社の切り替えには3週間前後の時間が掛かるのが一般的なので、間に合わないリスクもあります。

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