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大阪ガスの電気は関西電力より高い?メリットデメリットを解説

大阪ガスの電気は、実は関西電力より高い事実があります。大阪ガスの電気のメリット・デメリットを関西電力やほかの新電力会社と比較しながら解説します。

大阪ガスの電気のメリット

安心感がある

関西在住の方になじみのある大阪ガスが提供しているので、安心感があります。

大阪ガスは15年以上にわたり電力の販売をてがけており、グループで高石市や大阪市此花区・大正区などに天然ガス発電所も保有しています。新電力会社は発電所を保有していない会社も多く、事業が不安定だと言われています。大阪ガスは自社グループで多くの発電所を保有しており、そうした面でも安心感があります。

解約違約金や初期費用が無い料金メニューがある

大阪ガスの基本的な料金メニューには、解約違約金や初期費用がありません。Amazonプライムやradikoの利用権などの付帯サービスが付いた料金メニューを除けば、解約違約金・初期費用はありません。解約違約金が無い主な料金メニューは以下のとおり。

ファミリー応援プラン

ベースプランA-G

ベースプランA

スタイルプランE-SHARE

新生活応援プラン

短期間で解約に至ったとしても、追加の費用負担が生じないため安心して気軽に利用することができます。他社では例えば同じ関西のeo電気は利用開始から1年以内に解約すると3300円の解約違約金が発生する場合があります。

「面白い」料金プランも

大阪ガスには「面白い」料金プランがあります。

「スタイルプランE-SHARE」では、家庭用燃料電池エネファームで発電された電力が供給されます。エネファームはガスを燃料電池で化学反応させ、その際に発生する熱と電気を利用するシステムで導入が進んでいますが、どこかの家庭で発電された電気を使うことが出来る面白いプランです。CO₂の排出量も大阪ガスの通常の電気メニューより少なく、エコです。

この他にも、radikoやABEMAプレミアム、Amazon Primeの利用権が付いた料金メニューもあります。電気利用中は、これらのサービスの利用料金を支払う必要が無くなるというものです(その分、電気料金は高めに設定されている)

大阪ガスの電気のデメリット

燃料費調整額によって関西電力より電気代が高い

大阪ガスの電気は関西電力の標準メニューである従量電灯Aと比較して電気代が高いです。

電気料金の本体部分だけで比較すると、大阪ガスの方が安いですが問題は「燃料費調整額」の部分にあります。燃料費調整額とは、燃料の輸入価格に応じて毎月変動する単価のことで、大阪ガスは関西電力と同じ計算式を採用しています。

計算式が同じなら計算結果も同じになるはずですが、ここに落とし穴があります。関西電力の従量電灯Aの燃料費調整額には「上限」が設けられているのに対し、大阪ガスの燃料費調整額には上限がありません。2022年以来、この上限を超過して推移しているため、電気代全体で比較して大阪ガスは関西電力の従量電灯Aよりも「高く」なっています。2024年2月分の燃料費調整額を含んだ料金で比較します。

料金(月300kWh)
関西電力 従量電灯A8286円
関西電力 なっトクでんき8464円
大阪ガス ベースプランA-G
(電気・ガスのセットプラン)
8663円
大阪ガス ファミリー応援プラン8593円

上表のとおり、大阪ガスの料金プランは関西電力の従量電灯Aより高くなっています。

注意すべき点としては、関西電力の従量電灯A・B以外の料金プラン、例えば電気ガスのセットプランである「なっトクでんき」も関西電力の従量電灯Aより高くなっている点です。また大阪ガス以外の多くの新電力会社も燃料費調整額に上限が無いため、関西電力の従量電灯Aより高くなっています。

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