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リボンエナジーのメリット・デメリットと注意点 | 電気代高額化リスクも

2024年にサービスを開始したばかりのリボンエナジー。そのメリット・デメリットを他社と比較しながら解説します。料金プランには注意すべきポイントもあります。

リボンエナジーのメリット

戸建て・ファミリー世帯でお得になりやすい

リボンエナジーの「リボングリーン」は基本料金がありません。通常の電気料金プランでは契約容量が大きくなるごとに基本料金が高くなるので、基本料金が無いリボンエナジーは契約容量が大きいとメリットが大きくなります。

加えて、一般的な料金メニューでは電気を多く使うごとに料金単価が3段階で高くなっていく料金体系が一般的です。一方、リボンエナジーは使用量に関係なく一段階の料金体系なので、その点でも電気を多く使う戸建てのファミリー世帯でメリットが大きい料金体系と言えます。

更に、料金単価の割引もあります。

持ち家0.55円/kWh
世帯人数1人につき0.11円/kWh
上限0.55円
ペットがいる0.55円/kWh
オール電化0.55円/kWh
太陽光発電を設置0.55円/kWh
蓄電池を設置0.55円/kWh
電気自動車を保有0.55円/kWh

電力取引価格が下がれば電気代が安くなる ただし・・

リボンエナジーは市場連動型プランです。「電力取引価格」と連動して、30分ごとに料金単価が変わるため電力取引価格しだいで電気代が変動します。

電力取引価格が下がれば電気代が安くなるメリットを享受できるのが市場連動型プランです。新型コロナの感染拡大で世界経済が急減速した2020年のような局面では、市場連動型プランは一般的な料金プランよりも更に電気代が安くなる傾向があります。

ただし近年は資源価格の高止まりや、国内で電力不足傾向が続いているため電力取引価格がしばしば高騰しています。

実質再エネ100%の電気を供給

リボンエナジーのリボングリーンでは非化石証書(再エネ指定)という仕組みを利用することで、実質的に再生可能エネルギー100%・CO2排出量ゼロとみなされる電気を供給します。

家庭から排出されるCO2のうち、約半分が電気の使用に由来する(出典:全国地球温暖化防止活動推進センター)とされています。リボンエナジーのようにCO2排出量が実質ゼロの電気を利用することで、家庭のCO2排出量を半減することができます。

解約違約金などが無い

リボンエナジーは解約違約金などを設けていません。短期間で解約しても費用負担が発生しません。

リボンエナジーのデメリット

市場連動型 料金高騰リスクがある

リボンエナジーは市場連動型の料金プランです。

市場連動型プランは電気の取引価格に連動して、料金単価が変動する料金プランです。30分単位で変動する取引価格に、リボンエナジーの手数料を上乗せした金額が料金単価となります。

電力取引価格が安定している時は市場連動型プランの方が一般的な料金プランよりも割安になる一方、取引価格が高騰すると電気代も大幅に割高になることがあります。過去に最も電力取引価格が高騰した2021年1月には、リボンエナジーと同種の市場連動型プランの料金プランが東京電力など大手電力の標準メニューの3倍以上に高騰したこともあります。

西日本エリア(北陸、中部、関西、中国、四国、九州電力管内)は比較的、電力取引価格が安定していますが東日本エリア(北海道・東北・東京電力管内)は取引価格が高騰したり、高止まりすることが多いです。東日本エリアにお住まいの方は特に注意が必要です。

一人暮らし世帯にはメリットが薄い料金体系

記事冒頭でも解説したように、料金体系の特徴から単身世帯ではメリットが薄くなる傾向があります。ただし一人暮らしでも戸建てや広い間取りで暮らしている場合は、むしろお得になる場合もあります。一般的なワンルームや1K、1LDKの間取りではメリットが薄いです。

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