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料金高騰リスクも。ソフトバンクバンクでんきのメリット・デメリット | おうちでんき

通信大手のソフトバンクが提供しているソフトバンクでんき(おうちでんき) 実は電気代が「高額」になるリスクがある特殊な料金体系を一部で採用しています。そんなソフトバンクでんき(おうちでんき)のメリット・デメリットを解説します。

ソフトバンクでんき(おうちでんき)のメリット

通信回線とのセット割引がある

ソフトバンクでんき(おうちでんき)はソフトバンクの通信回線とのセット割引があります。スマホやネット回線など、対象回線1つごとに月110円の割引が適用されます(当初2年間のみ、3年目以降は55円に縮小)

例えばスマホはソフトバンク、家のネット回線もソフトバンクの場合、月220円のセット割引が適用されることになります(当初2年間のみ)

1人暮らしでソフトバンク回線ユーザーなら「安い」

ソフトバンクでんきの電気料金自体は各地域の大手電力会社の標準メニューとほぼ同額水準ですが、セット割引が適用されることで1人暮らしの方にはソフトバンクでんきは「おトク」です。他の新電力と比較した場合、悪くない料金水準です。セット割引が2回線分適用されると、かなり安くなります。1回線でも悪くない水準です(ただし当初2年間のみ)

ソフトバンクでんきは1人暮らしの方にはおすすめです。

電気料金のシミュレーション

ソフトバンクでんき(おうちでんき)のデメリット

一人暮らし世帯以外では料金メリットで劣る

ソフトバンクでんきの料金水準は、2人以上世帯では他社と比較して「割高」です。家族全員ソフトバンク、家のネットもソフトバンクというケースであれば悪くない選択肢ですが、他社スマホを使っている家族がいる場合はソフトバンクでんきは料金面で見劣りします。

例えば3回線分の契約がある3人家族では年3960円の料金削減メリットがあります。東京電力エリア、同じ条件では例えばTERASELでんきの超TERASELプランが東京電力よりも約1万円安いです。またCDエナジーのベーシックでんきも約9000円安いです(40A・月391kWhの場合)

電気代が安い新電力会社は以下の記事から簡単に探せるので、参考にしてください。

電気料金のシミュレーション

解約違約金・解約事務手数料の設定がある

ソフトバンクでんきは解約時に550円の解約事務手数料が発生します。これは契約期間に関係無く、基本的に発生します。

それに加えて条件によっては解約違約金が発生する場合があります。

東京電力エリアでは2年未満で解約すると5000円の解約違約金が発生します。また、「電気代初月無料」キャンペーンの適用を受けた場合、1年未満で解約すると3000円の解約違約金が発生します(条件・金額は公式サイトで要確認 記事執筆時点での情報)

解約違約金・解約事務手数料が多重に発生した場合、8500円の解約金が発生するケースもあることになります。こうした解約違約金が一切掛からない新電力も多い(しかもソフトバンクでんきより電気代も安い)ので、この点はソフトバンクでんきの大きなデメリットと言えます。

2024年10月以前契約者は電気代が高額になるリスクがある料金体系

ソフトバンクでんきを2024年10月以前から利用している方は、料金高騰リスクがある「市場連動型プラン」が適用されている場合があります。24年10月以降の新規契約分は市場連動型ではありません。

市場連動型プランは「電力取引価格」に連動して電気代が変動する料金体系で、ソフトバンクでんきでは30分ごとに料金単価が変動します。

市場連動型プランは電力取引価格しだいで電気代が高額になる恐れがあります。例えば過去最も高騰した2021年1月を例に取ると、東京電力の標準メニュー(市場連動型ではない)と比較して市場連動型プランの電気代が数倍以上に高騰しました。東京電力では1万円で済んだ電気代が、市場連動型プランでは2、3万円あるいはそれ以上になったケースがあります。

電力取引価格が下がると市場連動型プランでは電気代が安くなります。電力取引価格が安かった2020年央には、通常のプランより4割近く安かった時期もありました。

ですがソフトバンクでんきの場合、季節により市場連動の「度合い」が変動します。電力取引価格が高くなりがちな夏・冬の時期に連動度合いが高くなり、電力取引価格が安くなりやすい春・秋に連動度合いが下がります。これでは市場連動型のメリットの部分が小さくなってしまうため、より注意が必要です。同種の市場連動型プランを提供しているLooopでんきなどでは、年間通じて市場連動度合いは変わりません。

市場連動型プランはなぜ危険?電気代高騰リスクを正しく理解しよう
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