関西電力エリアで利用できる電力会社の電気料金を、世帯人数別の平均使用条件でシミュレーションした料金比較表です。関西電力の標準プラン(従量電灯A)と料金を比較し、年間いくら節約になるか一覧表にまとめました。
関西の電力会社の料金比較表
年間節約額 | 1人世帯 月170kWh | 2人世帯 月348kWh | 3人世帯 月391kWh | 4人世帯 月437kWh | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|
奈良電力 従量電灯A | +249円 | -7143円 | -9367円 | -11747円 | 解約時の違約金なし 燃料費調整上限あり |
コスモでんき スタンダード | 0円 | -2640円 | -5160円 | -6120円 | 解約時の違約金なし 燃料費調整上限あり |
電気料金に加算される燃料費調整額の関係で、2024年現在多くの新電力、そして関西電力の一部プランが関西電力の標準メニューである従量電灯Aと比較して電気代が高くなっています。関西電力の従量電灯Aの燃料費調整額には上限の設定があり、2022年以来この上限以上で推移しているため、上限が無い料金プランが関西電力従量電灯Aより割高になっています。電気料金を比較する際はくれぐれもご注意ください。
大阪ガスやENEOSでんき、eoでんきなども軒並み関西電力従量電灯Aより割高です(2024年2月分燃料費調整額)
関西エリアで電気代が安い電力会社
関西電力エリアで電気代が安い電力会社は以下のとおりです。
2人以上世帯で最安水準の電力会社
奈良電力が最安水準です。奈良の会社ですが、奈良以外の関西エリアでも利用可能です。
燃料費調整額に上限を設定しており、関西電力の従量電灯Aと同じ燃料費調整額が加算されます。電気料金本体部分は使用量が一定以上あると関西電力従量電灯Aより割安になる料金設定なので、電気代が安いです。初期費用や解約違約金もありません。
コスモ石油のコスモでんきにも燃料費調整額に上限設定があり関西電力よりも安いですが、奈良電力の方が安いです。
1人暮らし世帯で安い電力会社は
一人暮らしの平均的な使用条件では、関西電力の従量電灯Aと比較して電気代が「安い」といえる新電力がありません。関西電力の従量電灯Aを利用することを推奨します。
オール電化住宅には
関西電力のオール電化プランでは、設備の設置状況等に応じて割引が適用されます。この割引は新電力各社のオール電化プランには無い場合が多いため、新電力のオール電化プランは関西電力のオール電化プランと比較して高くなるケースが少なくありません。
関西電力エリアでオール電化プランを選ぶのであれば、関西電力のオール電化プランを推奨します。