広告

東京電力スタンダードSのメリット・デメリット | 従量電灯Bとの違いは?

東京電力の「スタンダードS」にはどのようなメリット・デメリットがあるのか。最もベーシックな「従量電灯B」とも比較しながら解説します。

東京電力スタンダードSのメリット

生活かけつけサービスが無料で付帯

東京電力のスタンダードSを契約すると、生活かけつけサービスが無料でついてきます。生活かけつけサービスは以下の「おうちのトラブル」の際に無料で応急対応を行ってくれるサービスです。

  • 電気設備
  • 水回り
  • 窓ガラス

例えばトイレが詰まって流れないときに無料で応急対応を行ってくれます。専門業者に依頼すると、一般的に出張費と作業料で1万円前後の費用が発生するので、それが無料になるのはお得です。使う機会はあまり無いかもしれませんが、一度でも利用すればかなりお得です。

解約違約金などが無い

スタンダードSは従来プランの「従量電灯B」と同じく、解約違約金や解約事務手数料ならびに初期費用もありません。短期間で解約しても費用が発生しません。

東京電力スタンダードSのデメリット

新電力各社よりも電気代が高い

スタンダードSは従来プランである「従量電灯B」と電気代が同額です。なので従量電灯Bよりも電気代が安くなることはありません。

東京ガスなどの新電力会社は東京電力の従量電灯B・スタンダードSと比較して、一般家庭の平均的な使用条件(30A契約・月348kWh)で年間5000円以上安くなる料金メニューを提供しているところもいくつもあります。そうした新電力会社と比較すると、スタンダードSは「年間5000円高い」と言えます。

電気代が安い電力会社を以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

関東で電気代が安いおすすめ電力会社の料金比較表

スタンダードSと従量電灯Bの違いを比較

最後に、迷いやすい東京電力のスタンダードSと従量電灯Bの違いを比較します。

スタンダードS従量電灯B
解約金等無し無し
初期費用無し無し
電気代原則同額
かけつけサービスあり無し
口座振替割引無し55円
※24年9月で終了

大きく異なる部分はかけつけサービスの有無です。従量電灯Bにかけつけサービスは付帯せず、スタンダードSには付帯します。かけつけサービスの有無を鑑みると、基本的にスタンダードSを契約すべきであると結論づけることができます。

電気代に関しては基本的には「同額」です。しかし燃料価格の異常な高騰が発生した場合、スタンダードSの電気代が高くなる場合があります(燃料費調整額に上限が無いため) ロシアによるウクライナ侵攻が起きた2022年に実際にスタンダードSの方が割高になっていましたが、その後スタンダードS・従量電灯Bとも値上げをして燃料価格がリセットされたため、当面はこの部分で差は生まれません。この「上限」に達すること自体、電力業界の多くの人も想定していなかった異常事態であるため、今後再び異常事態が発生しなければ料金差が生じることはありません。

関東で電気代が安いおすすめ電力会社の料金比較表
a